第1回 中越蘖展2005 「越後雑唱」
2005.11.3〜20

俳書  阿部静雄(新潟県小千谷市在住)

展示内容
新潟県小千谷市在住の俳人、阿部静雄の俳書展。
故郷を詠み続けた句をご本人による個性的な書で表現しました。
【ひこばえコーナー】では、被災後の現状写真30点、中越大震災関連書籍、各新聞の関連記事をご来場の方にご覧頂きながら、
被災地の復興の現状を発信しました。
復興格差による不平等感と不安感、集落集団移転など、被災直後とは違う新たな問題についても強い関心を持って戴きました。

■作家略歴
・昭和10年、小千谷市に生まれる。
・昭和32年、志城 柏(目崎徳衛)に師事。
・銀行員として勤務したのち、昭和62年 定年を待たずに妻と家を空き家にして東京へ俳句の出稼ぎにでる
・平成2年、有馬朗人主宰の「天為」に創刊同人として加わる。
・平成6年、俳壇の芥川賞といわれる「第40回角川俳句賞」を受賞。(平成3.4.5.年と候補に残る)
・平成7年、第8回村上鬼城賞受賞。
・平成12年、第2回俳句朝日賞準賞受賞。この年の暮、望郷の思い強くふたたび小千谷に戻る。
・帰郷後、「舟陵俳句会」を発足、指導にあたる。

・平成17
年、1月に新潟県中越大震災の記録俳句・短文集「その時・あなたは」を自費出版。
平成17年6月、俳誌「天為」(有馬朗人主宰)の課題句選者となる。
・平成20年11月より毎日新聞・地方版「にいがた文芸」俳句選者となる。

・現在、「小千谷新聞」に毎週“おりおりの句”を連載中。