香港作家展

2007.4.25〜29
                          

劉星雨
黄彦華
麥栄

劉星雨  1965年生まれ。
1994年香港中文大学芸術学科卒業。卒業作品《 紅塵悟 》が、翁凌宇芸術創作賞を獲得する。大学卒業後飽きることなく創作活動を続け、1993年より個展を9回開催すると同時期に香港、中国大陸、及び海外の連合芸術展に30数回参与する。作品は連続3回香港芸術発展局が主催する芸術家作品出售計画に入選する。その作品は日本新潟県塩沢町立今泉博物館、駐中国のワシントンDC、サンフランシスコ、ジュネーブ、ブリュッセルの香港経済貿易事務局に所蔵される。2002年アメリカバーモントスタジオセンターフォーマン基金アジア芸術家賞助成計画賞(20022003)を獲得し、20021027日〜1219日、アメリカバーモントスタジオセンターにて創作活動を行う。
■受賞暦
1994・  翁凌宇芸術創作賞(香港中文大学)
1997-98・連続3回香港芸術発展局が主催する芸術家作品出售計画に入選フォーマン基金芸術家賞     助成計画賞(優勝)(アメリカバーモントスタジオファンド)
2002  中華芸苑名家に入選(中国人民日報海外版)

黄彦華  1927年香港生まれ。

淅江省餘姚。画斎、日禅室、滌滌草堂主人。52歳より絵画を始める。萬一鵬氏に宋元の山水画を師事し、後カナダにて司徒奇氏について花卉画を習った他、香港にて嶺南派の大家楊善深氏、陳大羽氏(齋白石弟子)等について画をならう。李方膺(楊州八怪の一人)、徐渭(明代画家)、呉昌碩(清晩期後海派画家)等の中国画名家の画風に酔心し、深い影響を受ける。黄氏の絵画創作は初期から現在に至るまで花卉、山水画を主とし、近年は山水画に力を注ぎ、明末期清初期の石濤大師の画風を研鑽し、その山水画に模倣に帰依する。写生を重視し「師法自然」といわれる自然との一体を目指す。黄氏は香港芸術センター、中国淅江省杭州美術学院陳列館、中国淅江省餘姚市老人センターで個展を開き長年春風書画師生連合展、香港北区連合展などの多くの書画展に参与する。絵画創作のほか、黄氏は園芸と撮影を趣味とし、香港の蘭花コンテストにおいて何度も賞を得ている。

麥榮  1953年香港生まれ。

賀文略、陳語山、司徒奇に師とし、宋の絵画と現代水墨画を研究する。80年代、日本で東方アジア伝統芸術と民間文化芸術を研究する。作品は絶滅が心配される動物、海洋生物を資料収集、研究し、題材とし西洋および中国絵画の手法で表現する。水墨画の線を以って大自然の色彩、故郷中国西洋の絵画材料と手法を研究分析し、実験的現代絵画を創作する。

 2000年から2007年の現在にいたるまで作品はカブトガニ、オオムガイ、蛸、玳瑁(タイマイ)、タツノオトシゴ、錦鯉、金魚、イソギンチャク、蝦、揚子江イルカ、クロツラヘラサギ等を題材とした作品を発表し、香港芸術界に異彩を放っている。