アイアンワーク TOTANI (鍛鉄工芸)  
2004.4.21〜25 

金属造形作家 戸谷 真也 (山梨県在住)   http://www.totani.info             
■展示内容
鍛鉄(たんてつ)・・・聞きなれない言葉ですが、熱して柔らかくなった鉄を金鎚で打って鍛えて加工する工芸をいいます。
単純で明快な作業の繰りかえしから生み出される様々な表情を工程ごとのサンプルなどを展示しながらお楽しみいただきました。
かたく冷たいはずの鉄ですが、どこか手づくりのぬくもりさえも感じます。
■作家略歴
1962 愛知県に生まれる
1992 Artist-BlackSmiths association of North America
    第1回木内克大賞野外彫刻展 東海村芸術振興賞
1994 第六回現代日本具象彫刻展
1997 昭和会展
1998 アートヒル三好ヶ丘彫刻フェスタ 特選
■アーティストによるミニレクチャー
鉄は熱いうちに打て!の熱いうちとはいったい何度くらい?というお話や、イメージした形や表情に仕上げるまでの工程についてなどのお話をしていただきました。身近な素材だけれど、詳しく知らない「鉄」という素材の特性やおもしろさに、しばし聞き入ってしまいました。叩いた表情を残しながら平らに仕上げるなどシンプルですっきりとした形のほうが難しいと言うお話には、モノづくりの奥深さを感じ取ることができました。
■アーティストからの感想
今回、展示をさせて頂いて最も感じたことは、「CoZAの間」がとても地域に根づいていると言うことです。ミニレクチャーには用意していた椅子が間に合わないほどの人が来てくださり嬉しかったです。ありがとうございました。しかし私は、ふだんはひとりで仕事をしているのでずいぶん緊張しました。
考え方や方向性など、とても共感することが多く、これからもお世話になると思います。