東日本大震災復興応援企画  津軽三味線ライブ 『 あいの風 』(全6回) 
  
奇数月 第4土曜日 12:30〜14:00 または 15:00〜16:30 (入替制) ※完全予約制
               
※時間が変わりました。ご注意ください。※

■脚本 渡邉みやこ 
■出演 澤田成珠、澤田成音
■演目 津軽じょんがら節、津軽よされ節、津軽あいや節、ほか毎回、東北をテーマにした物語

※チケット ¥1500 (お茶と東北のお菓子付) 
※毎回売上の一部を「あしなが東日本大地震津波遺児募金」に寄付いたします。
※予約先:
TEL 045-831-5127 CoZAの間

 春から夏にかけて、東北から関東に吹きおろす冷たい北東風を「やませ」と呼びます。「やませ」は冷害をもたらす風として知られています。この「やませ」が吹く同じ頃に、東北の日本海側に吹く北東風を「あいの風」と呼びます。この風は、沖から吹く北寄りのそよ風で、夏の涼しさをもたらし、魚を呼び寄せ、日本海側を行ききした北前船の運航を助ける恵みの風でした。
 今年3月11日の震災以降、横浜では余震もなくなり日常が戻りつつあります。しかし、東北被災地では、いまだに日常を取り戻すことが出来ない方が大勢いらっしゃいます。
 東北の風土の中で育った楽器を奏で、東北で育った唄を唄います。演奏をお聴きいただき、被災地へ想いを馳せていただけたら幸いと思います。
今回の企画が、やさしいそよ風「あいの風」となり、東北の被災地に届くことを願っております。

    今後の公演日程と内容   ※毎回予約制 予約先: 045-831-5127
日程 演目とあらすじ

128(第1回)

■「化粧雪(けわいゆき)」〜ある瞽女の物語〜(新潟県)
秋の実りと、翌年の豊穣を祝うために、手に手に三味線を持ち、唄を唄いながら村々を訪れ歩く越後ゴゼの一行。今年初めて同道を許された、幼い妹ゴゼと共に旅立ちますが、けれどその年は村の様子がいつもと違っておりました…幼いゴゼと姐さんゴゼの紡ぐ、美しくも切ない物語。

324(第2回)

■「渡り風(わたりかぜ)」〜北前船の物語〜
毎年、弥生の頃より霜月にかけ(3月〜11月)、いつかは自前の船をと夢見る海の男たちを乗せ摂津(大阪)より旅立ち、遠く蝦夷地(北海道)をめぐり戻る弁財船。
順風なる航海や、ひそむ困難に共に立ち向かう、そんな船が見た、海に生き、旅先で生きる人々の姿とは…。

526(第3回)

■「ぼさまの木」〜秋田県の民話より〜
渡し守り一家が、川で亡くなったぼさまを見つけ、家の畑に弔ったことより始まります物語。
ぼさまを埋めたその場所からは、なんとも不思議な木が生えて、訪れる人々を驚かせます。さらに、そんなぼさまの木が村にもたらした、幸せとは…。

728(第4回)

(仮)「五木の子守唄」にちなんだ物語

922(第5回)

(仮)「お伊勢参り道中」にちなんだ物語。

1124(第6回)

(仮)勇魚(鯨)にちなんだ物語。

■ 脚本  渡邉 みやこ  -Miyako Watanabe-

京新聞、毎日新聞、読売新聞NHKワンセグ番組用広告制作に従事。その後、「NHK連続人形活劇 新・三銃士」関連のインタビューア・ライターをはじめ、関連グッズのデザイン、宣伝用広告などを制作する。また、書籍の装丁デザインなどを経て、現在、フリーで活躍中。NHK連続人形活劇 新・三銃士」「フォト・コレクション」デザインNHK連続人形活劇 新・三銃士」メモリアルブック金沢電子出版・福祉関連書籍装丁デザインなど。

■ 津軽三味線 澤田成珠  -Narumi Sawada-

2000年より三味線を始める。2006年澤田流の名取となり、澤田成珠を襲名する。津軽三味線全国大会において、一般女性の部準優勝,兵庫県知事賞受賞。その他数々の津軽三味線全国大会においても受賞歴多数。海外において民族楽器のコンサートを行い、日本の民族楽器として津軽三味線を紹介し講評を博す。また、ユニット「夢扇」の一員として日本チャータークルーズ轄級リ客船「ふじ丸」にて船内演奏を行う。民謡はもとよりNHK紅白歌合戦、NHK歌謡コンサートなどで歌手の長山洋子さんのステージの伴奏を勤める。軽三味線の魅力を多くの人に伝えるため後進の指導にも力をそそぎ、「珠の音会」を主宰。2010年には津軽三味線全国大会(弘前)において「珠の音会」として初出場し、銅賞入賞に導く。

■ 津軽三味線 澤田成音  -Narine Sawada-

2003年より津軽三味線を始める。2005年コロッケ芸能生活25周年コンサートやスマトラ沖地震津波チャリティーコンサートに出演。2007年澤田流の名取となり、澤田成音を襲名。NHK歌謡コンサートなどで歌手の長山洋子さんのステージの伴奏を勤める。東北新幹線青森開通に伴い、青森PR隊として津軽三味線を演奏する。津軽三味線の新しい時代の扉を開くという意味から結成された”KAI”のメンバーとしても活躍中。はいから和楽器教室や珠の音会の講師として後進の育成にも力を注いでいる。